小林涼子
![]() 仮面ライダーTHE FIRST―改造人間 ![]() HINOKIO INTER GALACTICA LOVE~ロボット越しのラブストーリー~ ![]() King Crimson Islands |
先日、「ちょっとイマイチだった」ぽいことを書かせて頂いた映画「仮面ライダー THE FIRST」だが、あとからジワジワと来るというか、「意外とあのテーマは面白かったなぁ」という部分を。ここ数日、あの二人の気持ちとか、あの二人の立ち姿とかが何故か頭のなかに残留している。こびりついている。ネタバレになるので、これから映画を観に行くという人は、読まないで欲しい。 映画のサブ・ストーリーである三田村晴彦(演:ウエンツ瑛士)と原田美代子(演:小林涼子)のことだ。重い病にかかった若者達の淡い恋。彼らを改造人間として再生するショッカー。確かに、そのネタへの突っ込みはイマイチだったような気もするが、望む・望まざるに関わらず、運命の成り行きで「悪の組織」に参画してしまう若者の心理・状況へを題材として採り上げているだけで面白い。ずっと頭に残る。たとえば新興宗教、政治結社。それらに参加してしまう「フツーの人々」が描かれている。このテーマは深い。 実は、出渕裕氏のショッカー怪人のデザインを初めて見た時から、「スネーク(=蛇女)」のデザインにノックアウト、正直な話、スネークに恋をしてしまった。コスチュームのデザインがいい。仮面からでている唇がなんともセクシー。フィギュアが出たら絶対に欲しい(笑)。中に入っている人が一体ダレなのか、ものすごく興味があった。映画を見たあと、それが小林涼子嬢であることがわかり、確かに写真をつき合わせてみると、ホクロの位置とか同じだ。気付けたはずであるが、気付けなかった。いや、ただソレが言いたいだけのこと。スネーク=小林涼子嬢は久々に私の胸を揺さぶったキャラクターだ。好きになってしまった。 さて。小林涼子嬢が主演した映画「HINOKIO」で印象的だったピアノ+ウッドベース+フルート+ストリングスの非常に上品なBGM(音楽監督は千住明氏)をギターソロにアレンジ。予告編(コチラで視聴)で聴くことができる。キーはDメジャー。
「H」がついているところはハーモニクス。コード進行は、1〜4小節 I-IV-I-V7-I-IV-I-V7-VIm7-V7 トニック→サブドミナント→トニック→ドミナントで揺らぎつつ、最後の4小節はパッヘルベルのカノン(参照)パターン。5〜8小節は IV-IIIm7-VIm7-IIm7-V7-I 「短二度下降の後、完全四度上昇を繰り返す」定番パターン(参照)。非常にシンプルなコード進行、アルペジオ主体の綺麗なメロディを室内楽風に料理したいい音楽だ。キング・クリムゾン(King Crimson)の「アイランド(Island)」に収録されている、「Prelude: Song Of The Gulls」を思い出してしまう。 「HINOKIO」は堀北真希嬢、原沙知絵嬢も好演素晴らしい。 ■関連リンク:HINOKIO 予告編 小林涼子公式サイト |