「野ブタ。をプロデュース #7」/「こだぬきポンポ」/「There will be
いよいよ本音を明らかにし始めた修二。自分の想いを明らかにし始めた信子。途方にくれる彰。とうとう終盤に差し掛かり、主人公3人の人間関係が見逃せなくなってきた「野ブタ。をプロデュース」。理由を明確に記述せよ、といわれても多分多くの人間がこれは説明できないだろう、恋愛というのは「必死」であり、ドラマになる。見るに値し、見ていて飽きない。子孫保存というDNAの問題で、我々の理性や思考を超越するものなのか。まあ、面白いということが言いたいだけ。 ドラマの盛り上がりを支えるテーマ音楽(開始当初のオープニング曲音楽とは違ってしまったが)の主題部分をギターで弾いてみる。コードは、開始当初のオープニング曲音楽のキー、コード進行に合わせたアレンジ。
I-bVII7 だけのコード進行にした。トニック-サブドミナントマイナーのペアで意外と世界を語ることはできると思いませんか? 堀北真希嬢の演技目当てで見ているが、亀梨和也(KAT-TUN)も健闘しているような。やっぱ、戸田恵梨香が悪人なの? 近所の次男の友達宅(親同士は飲み友達)で見ながら、「やっぱそうでしょ」と皆言っていたが。私は本当に鈍感。 ■関連リンク:野ブタ。をプロデュース ■関連記事:野ブタをプロデュース初代OP曲 |
■こだぬきポンポ
次男(小学一年生)の小学校の音楽会に行ってきた。一年生は「キラキラ星」(参照)の合奏と、「こだぬきポンポ」の合唱。可愛らしいものだが、6年生「踊る大捜査線」のテーマや、4年生「ルパン三世」のテーマなど、学年が上になるにつれ、演奏する曲目に変化が見られる。とりあえず、元気に歌いピアニカを演奏する我が子の姿を見て満足。 さて、「こだぬきポンポ」は1980年代半ばのNHK「みんなのうた」の曲。鈴木悦夫氏の作詞、大山高輝氏の作曲で、下條アトム氏が歌っていた。歌詞、メロディは コチラを参照していただくとして、キーはBマイナー。リズムは4/4拍子で、基本となるリズムユニットは「4分音符+8分音符2拍」=「のってけ、のってけ」とか「ズンドコ、ズンドコ」のリズムだ。マイナー・スケールのメロディが、このリズムに乗るだけで異様な説得力があるのがスゴイ。バルトークが収集したハンガリーの民謡、そして日本古来のトラディショナル音楽(雅楽、神楽など)もこの点は同じだと思う。 コード進行は、基本的にBマイナー一発でも演奏可能だが多少アレンジしてみた。
1段目はIm-V7。無論Imだけでの演奏も可能、。2段目はIm-IIm7b5-Im。IIm7b5(サブドミナントマイナー)の響きがアクセント。IIdimにしても、あるいは同じサブドミナントマイナーの♭Ⅶで代理してもいいだろう。3段目もBm一発で演奏可能。マイナー版循環コードパターン(参照)Im-bVII7-bVI-V7を援用して、Im-bVI-Vm7-Imというサイクルを使ってみた。4段目はIm-Vm7-Imのドミナントモーション。 前奏をギターで弾いてみると、
といった感じでメロディのスケールとしては、 B-C#-D-E-F#-A Bのマイナーペンタトニックスケールに2nd=C#を追加したもの。この曲、ヘビメタさんでマーティ・フリードマンに演奏してもらいたかったなぁ。 ■関連リンク:なつかしい童謡・唱歌・わらべ歌・寮歌・民謡・歌謡 東書WEBショップ ■関連記事:パルナス キラキラ星 |
■There will be a Happy Meeting in Glory
徹夜のとある開発仕事を終えて(本当はまだまだ詰めがあるが)、早朝5時台東京駅発の電車で帰宅。今日は次男の音楽会を9:00から観に行かねばならぬため、結局徹夜してしまっている。帰ってきてギターを触る。僕の机の左には1980年代から書き溜めてきた譜面棚があり、まさぐると、セイクリッド・ソング「There will be a Happy Meeting in Glory」をコントラバスを演奏していた時代に、コントラバスソロ用に鉛筆で書いた譜面が出てきた。1992年6月22日と日付が記されている。まだ長男が生まれる前のことだ。 アメリカのチェロ奏者、故トム・コラ氏がチェロ独奏していたものをベース用に耳コピしたものだ。同曲はライ・クーダー(Ry Cooder)の「ジャズ(Jazz)」でも演奏されているし、バハマのギタリスト、ジョセフ・スペンス(Joseph Spence)のレパートリーとしても有名だ。曲名を直訳すると「光溢れる、楽しい集まりになりますように」ということだろうか。 オープンDチューニングで演奏されるライ・クーダーや、ジョセフ・スペンスには及ばない出来だろうが(当たり前じゃ)、ノーマル・チューニングのギターで演奏できるように書き直してみた。キーはDメジャー、3/4拍子で、リズムは3連シャッフルだ。
キーはDメジャーで、コード進行は I-IV-I-VIm7-V7 の繰り返しだけのシンプルな構造。「H」はハーモニクス。 こういうことを書くとバカと思われそうだが、切実に素直に願い、祈る。自分を取り巻く場が「光溢れる、楽しい集まりになりますように」と。僕の家族が。僕の職場が。僕のインターネット・コミュニティが。賛美歌は偉大だ。といいつつ、どこの賛美歌なのかはこれから勉強。 ■関連リンク:ジョセフ・スペンス版試聴 ライ・クーダーとこの曲に関するページ ■関連記事:セロ弾きのゴーシュ |