マーティ・フリードマン&イチロー「天城越え」
今年の1月のことになるが、会社でちょっとしたソフトウェアの発明コンテストみたいな催しがあり、参加した。 ギターをPCに接続、ギターのフレーズに対して音声解析を行い、パターン・マッチングによりサーバに対してリモートコマンドを発行する、みたいな企画でエントリした。 こういうのは色々考えているときが面白くて(UNIXコマンドがわからない人すみません)、 ・ゴッドファーザーのテーマ→偉い人になるということでsudoコマンド。 ・JBのセックス・マシーン→get up ということで、rebootコマンド。 ・エルガーの「愛のあいさつ」→なんとなくpingコマンド。 ・Led Zeppelinの「天国への階段」→サーバが天国行きということで、shutdown -h now(もう壊れてるか。) なんて対応表を作って、年末年始の休みでフレーズを練習していた。 紅白歌合戦の石川さゆりとマーティ・フリードマンの「天城越え」(イチローバージョン)を見て、 「これは、tracerouteで超えられないルータ障害を検知するときのフレーズだなぁ」と感じてコピー。 紅白歌合戦バージョンでのマーティのイントロは重厚なパワーコード。
キーはBマイナーで、基本マイナースリーコード曲 ・トニック=Im=Bm ・ドミナント=Vm7=F#m7 ・サブドミナント=IVm=Em であるのだが、これをパワーコードで単純化・抽象化してハードロックに昇華するのがやはりスゴイ。 続いていきなりサビ(貴方と〜)のフレーズ。 ヘビメタさんのときも感じていたがマーティは、なるべく一弦上でのスライドを重視(ここでは第3弦=G線上での2フレット目から11フレットへのスライド:1小節目)を用いることで、エモーショナルな切ない感じを演出しているようだ。 上の5小節目からは、(オーバーダブ?で)以下のリフが畳み掛けるように加わる。 自分的にはイチオシのアイデアではあったが、開発物のプレゼン時間が30秒しかないこともあり、セックス・マシーン以外のフレーズはオクラ入りとなってしまった。同じ開発メンバーとは楽しくやれたものの、↓にあるように、それほど斬新なアイデアでもないため、受賞もできなかったが、ギターを弾きながら楽しく仕事していきたいものですね。これからもよろしくです。 |