Van Morrison ”Wild Night”







 仕事がわりと多忙でまた空いてしまった。。暫く毎日24時回り帰りであったため、ギターも弾けず、休日は寝てばかり。


 久しぶりにギターを持って、弾きたくなるフレーズ。シンプルで、カッコよくて、発散できるフレーズ。そんなフレーズのひとつが、ヴァン・モリスン(Van Morrison)の”ワイルド・ナイト(Wild Night)”だ!! とにかく気持ちがいい。シンプルきまわりない。すぐにノレル。キーはGメジャー。かなり勝手にアレンジしてしまっているかもしれないが、メインリフを。




作詞作曲:Van Morrison
コピー:dukkiedukkie
Em
+ + + + + + + +
e:-7-----7-7-7---12|---12--12--1212\-|
B:-8-----8-8-8---12|---12--12--1212\-|
G:-9-----9-9-9---12|---12--12--1212\-|
D:-9-----9-9-9---14|---14--14--1414\-|
A:-7-----7-7-7---14|---14--14--1414\-|
E:-7-----7-7-7---12|---12--12--1212\-|
G
+ + + + + + + +
e:-----------------|-----------------|
B:-----------------|-----------------|
G:-----------------|-----------------|
D:-----------------|-----------------|
A:\5-5-7-5-5-5-7-5-|-5-5-7-5-5-5-7-5-|
E:\3-3-3-3-3-3-3-3-|-3-3-3-3-3-3-3-3-|

 まぁ、このリフに尽きる。コレはイントロ及びAパート冒頭に該当し、コード進行は、

VIm VIm I I



で、トニック代理(VIm)→トニック(I)の、言っちゃえば”何の工夫もない”ワンコード進行である。微細な色彩を描けるとは思えない、単調なコード進行である。


 で、あるのだが………この、リフの素晴らしさはどこから生まれるのか? 何をやっているか説明すると、


・Eマイナーのコードポジションをズリっと上へ移動!


・ひたすら、Gパワーコードでブギを繰り返す!!



 このシンプル×シンプルの累乗効果が、とてつもないノリを造る。ロックだ。他のリフなんていらんっ!と思えるようなと男らしい、力強いリフである。パステルカラーのようなテンション利きまくった複雑なコード進行もいいのではあるが、ワンコードのこのパワーにはやっぱり勝てないと思っている。





 過酷な労働はわれわれからコトバを奪うだろう。長い人生のなかで何度も何度も奪うだろう。


 言葉を奪われたとき、僕はまずVan Morrisonに戻るように決めた。

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