懸案管理表とBCP
担当しているシステムのデータセンター移転(サーバ約1000台…)と
BCP構成を行う予定である。
比較的大きなプロジェクトとなり、PMは私と今年入社の女性社員Fのみ。
とりあえず、プロジェクトの懸案管理表を作成しようと必要な項目を考える。
色々考え方はあるだろうが、必要最小限で以下で正規化されていると思う。
- 項番
- 発生日
- 起票者
- 懸案事項
- 対応状況
- 対応者
- 対応予定日
- 対応完了日
- ステータス(未着手/検討中/済/保留)
あとBCP設計で忘れてならないことをメモっておく。
- 各障害に対するサービスレベル
どれだけのダウンタイムが許されるか?を事前にキッチリ要件定義する。
「3時間止まっても大丈夫」というシステムを500msecで切り替えても誰も褒めてくれない。
- コンティンジェンシプラン
誰が責任をもってサイト切り替えをするのか?意思決定の運用プロセスを確立しておく。
- BCP構成の限界点の識別
例えばOracleのDataGuardを採用した場合、アーカイブギャップや伝送遅延で発生するデータロストがあることを
ステークホルダに認識してもらっておく。できればそのデータロスト量も見積もっておく。
また、OLTPへのパフォーマンス影響も考慮しておく。
- グレーデータの識別方法
- スタンバイ資産の有効活用
セカンダリサイトの費用対効果を考え、平常時はテスト環境として運用可能にしておくなどの工夫を盛り込む。