憧れのデータマイナー

データマイナーへのキャリアチェンジを最近考えている。
2006年の転職にて渋谷の某企業に務めた際の中途同期のM君が、
「百戦錬磨のデータマイナーの話って心底面白い。
いわゆる『紙おむつとビール』なんて序の口で、様々な
人間の行動心理とマーケティング&データベースの法則が
出るわ出るわ!!本当に面白い」
と言っていたのを思い出す。

自分は様々な現場で数十億を超える膨大データを格納するデータベースエンジニアとして、
設計、開発、保守・運用と色々仕事をしてきた自信はあるし、
また、膨大データを高速に処理するSQLチューニングや設計には自信があるほうだ。

しかし、この歳からデータマイナーへのキャリアチェンジを図るとしたならば、
まだまだ勉強しなければならないことが多いだろう。

データマイナーには普通以下の2つのスキルが必要だという。

  1. 膨大データのデータベースを支えるスキル
  2. 統計学などデータを読むスキル

前者に関しては(かなり)自信があるが、後者は体型だった教育を受けてないし、
また職務上の実績もない。

マイニングは企業の”次のビジネス”や”将来の方向”を決める仕事だと思う。
それゆえにそこに憧れている。
データベースエンジニアからデータマイナーに転身を図るためには、
(1)のスキルを継続しつつそこで実際にデータマイニング企業に対して、
決して夢や絵空事ではない、直近のビジネス的な負荷要素を保証して、
(例:7億件データの格納と参照で困っている企業Xがあるならばそこで確実に実績を出す、
 RDBMSでの限界であるならば、HadoopなどKVSでの分散データストアを安価提案して高速構築するなど)
その後の展望を切り開けるような身の振り方が求められるのだろうな…。

エンジニアとして将来面白い仕事をするために。面白くないとエンジニア仕事も続けられない。

「君はアナリストなどと共同して企業のデータ分析を行う部署にデータベースエンジニアとして進むべきだ」
と、部署異動を望んでいる当時の部下Fに進言したことがある。
彼女には、SQLを組み立てる才能が明らかにあった。
データベースエンジニアとして進むべき道がデータマイナーであるべきことは輝かしいキャリアパスだと、
自信を持って思う。
しかし、今自らがその進路の選択を目前にして、
何をすべきか、何が出来るのか、非常に迷っている…。