宮城道雄「春の海」
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お正月。あけましておめでとうございます。お正月ということで、ヘビメタさんにてマーティ・フリードマンも演奏していた、宮城道雄作曲の筝曲「春の海」を弾いてみよう。マーティのプレイも参考にしつつ、原曲の冒頭をなるべく忠実にギターで弾いてみる。
キーはEマイナーで、旋律に用いられているノートは、
※「ラ、ド」などは、主音を仮想「ラ」と定義した場合のスケール。
である部分、これらの構成音から、コード
とドミナントを代入しても成り立つ。しかしコレの完全五度上昇→完全四度上昇を盛り込むと、あまりにコード進行の輪郭がハッキリと出てしまい、”長閑でマッタリした海の情景”が損なわれてしまう印象を受ける。そこで、
あるいは、
とサブドミナントマイナーを代入してみると、マッタリ感を損なうことなく、コードアレンジ(=色彩感を違えること)ができると思う。ドミナント部分をサブドミナントマイナーで代用するという利点はこういう効果があるのではないかと考えている。 ■関連記事:ヘビメタさん マーティ・フリードマン「春の海」 前回 |