仮面ライダー響鬼 四十五之巻「散華する斬鬼」
毎度、遅くなりましたが2005年12月25日放映、仮面ライダー響鬼 四十五之巻「散華する斬鬼」。既に死んでいたが、「返魂の術」を用いて魂と身体の離脱を一時的に行えなくしたザンキ(松田賢二)は、歩くことが出来なくなった弟子トドロキ(川口真五)への最後の支援を行う。あとは、改心した京介の描写があったり。O.ヘンリ「最後の一葉」になぞらえた枝に残留する枯葉の映像と、ザンキ&トドロキの師弟関係との対比が美しい一篇であった。しかし、ザンキがいなくなった「仮面ライダー響鬼」は、木野薫がいなくなった「仮面ライダーアギト」同様、寂しい。寂しい。寂しい。 そして師弟の共闘。闘いの後の「清めの音」共演。トドロキは変身も解かず烈雷を弾き始める。キーはEマイナー。
コレは基本的な「清めの音」フレーズであるが、かつての解析(参照)では3/4拍子、ないし6/8拍子と解釈したが、今回は2/4拍子と解釈した。これは師匠、斬鬼のフレーズが2/4拍子、3連=シャッフルビートこれに乗っかるためだ。斬鬼が烈斬でフレーズを入れ、師弟の最後のセッションが始まる!
師匠斬鬼は、12フレット近辺での高音ポジション。1小節目、「1210」は、12フレット→10フレットの意味で、「1フレット→2フレット→1フレット→0フレット」の意ではないのでご注意。このセッションは何回目だったんだろう? いつも基本的に師匠がリードギター、弟子がリズム(単音シングルノートリズムリフ)ギターという役回りだったのかな。 かつては「何だ、あれは?」と「清めの音」をザンキ自身があまりよく思ってなかったからこそ、この共演には涙が出る。そして、変身を(顔だけ)解除、「ありがとう」と言って消え去るザンキ。「ザンキさん!おれ、泣かないっす。もうザンキさんに心配かけないように」。ありがとう、ザンキさん。ありがとう。ザンキのフレーズは、バンダイのオモチャ(クリスマスに次男にプレゼントした)の音源にも収録されている。 ■関連記事:四十四之巻 |